タクシーの迎車料金とは?システムについて紹介
2021.12.19
タクシーには、乗車料金だけでなく迎車料金がかかる事もあります。普段タクシーを利用しない方は、どういった時に迎車料金が加算されるのか、いくらぐらいかかるのかが分からないため、気軽にタクシーを呼べないという事もあるかもしれません。
今回は、タクシーの迎車料金に関して詳しく解説していきます。
目次
タクシーの迎車料金とは
タクシーの迎車料金とは、タクシーを手配した時にかかる料金です。簡単に言うと、出庫してからお迎え場所に行くまでにかかる料金の事です。迎車料金は、降車する際にメーター運賃に加算されるため、タクシーを手配した場合はメーターに表示されている料金より高くなります。
タクシーの迎車料金のシステムについて
タクシーの迎車料金は、3つのパターンがあります。パターンによって料金は異なるので、まずはどのようなシステムがあるのかを覚えておきましょう。
迎車料金なし
「迎車料金なし」というシステムは、その名の通り迎車料金が発生しないシステムです。このシステムを導入しているタクシー会社であれば、どこに呼んでも迎車料金はかかりません。
迎車料金なしのシステムは、沖縄や北海道などのタクシー会社で導入されている事が多いです。
迎車料金スリップ制
「迎車料金スリップ制」は、迎車の距離に応じて料金が変動するシステムです。簡単に言うと、迎車距離が短ければ安く、長ければ高くなるのがスリップ制システムです。ただし、長くなれば高くなると言っても、迎車料金には上限があるため法外な料金を請求される事はありません。
スリップ制の場合は、メーター料金に迎車料金がプラスされるのではなく、迎車になった時点でメーターが回り始めます。スリップ距離を超えた場合は、そこでメーターがストップし、乗車後にメーター距離のカウントが始まるので、迎えに来た時点で初乗り運賃以上が発生する事もないので安心です。
参考資料:国土交通省 地域のニーズに応えるタクシー料金・運賃へ
迎車料金 固定制
「迎車料金 固定制」は、迎車距離に関係なく、迎車料金が一律で固定となっているシステムです。固定料金はエリアやタクシー会社によって違いますが、300円から400円が相場となっています。
タクシーの迎車料金の目安
前述したように、タクシーの迎車料金はシステムごとに違うため、「いくらかかる」という事ははっきり言えません。
ただし、固定制の場合は300円から400円が相場となっており、スリップ制の場合は初乗り運賃が上限となるので、エリアもしくはタクシー会社によって決められている初乗り運賃(※)を目安とすれば良いでしょう。
※参考資料:国土交通省 タクシーの運賃制度について
タクシーを呼んだ時迎車料金以外にかかる費用は?
タクシーを呼んだ場合、迎車料金以外に費用がかかる事もあります。
迎車料金と運賃だけしか想定していないと予算オーバーになるかもしれないので、シチュエーションによってかかる費用もチェックしておきましょう。
※割増率に関する参考資料
国土交通省 タクシー運賃・料金体系
予約料金
予約料金というのは、事前に時間を指定してタクシーの手配する場合にかかる料金です。迎車料金は、今すぐにタクシーに来てもらう場合に発生する料金なので、例えば1時間後に配車を依頼する場合は予約料金もかかります。
20分後に手配をお願いした場合も予約料金がかかるのか気になるところですが、これはタクシー会社によって発生したりしなかったりするため、事前に確認をしておくと良いでしょう。
深夜早朝割増料金
深夜早朝割増料金は、深夜もしくは早朝にタクシーを配車する場合に発生する費用です。
深夜・早朝の規定はタクシー会社によって異なりますが、原則22時から翌朝5時までの時間帯に2割の割増料金が発生します。
待機料金
待機料金は、タクシーに迎えに来てもらってから発車するまでに待機時間が発生した場合にかかる料金です。例えば、午後5時に迎えをお願いしたのに、出発が5時30分になった場合は、迎車時間の約10分後からメーターが回り始めるので約20分の待機料金が加算されます。
冬季割増料金
冬季割増料金は、主に降雪地域で設けられているもので、雪が降る12月から3月ぐらいにかけて乗車運賃に割増料金が加算されます。
割増料金は2割までと決まっているので、それ以上割り増しになる事はありません。
有料道路通行料金
有料道路通行料金は、高速道路や有料道路を使う場合に発生する費用です。通行料金は、タクシー利用者が払う必要があります。もちろん、タクシー運転手が勝手に判断をして有料道路を通行する事はなく、事前に有料道路を使ってもいいか確認するので、通行料金を払いたくない場合は断る事ができます。
まとめ
タクシーは、自分が希望する日時に乗りたい場所まで来てくれるのでとても便利です。しかし、迎車料金に関しては、タクシー会社によって異なるため利用する事に不安を感じる方もいるかもしれません。
そんな時は、迎車や配車を簡単に利用できるタクシーアプリがおすすめです。タクシーアプリは、新規ダウンロードをするとクーポンがもらえたり、キャンペーンでクーポンを発行していたりするので、上手に活用してお得にタクシーを利用しましょう。