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タクシーの最低料金は?運賃体系や追加料金・主要都市の基準も解説

タクシー乗車にかかる大まかな料金を把握できれば、請求額を気にすることなく安心して利用できます。
タクシーでは、基本の最低料金に加えて追加料金がかかります。
地域によって差があるのも特徴的です。

この記事では、タクシー料金の求め方や地域ごとの料金の違いをまとめました。
タクシーをよく利用する方や、旅行や出張など遠出の予定がある方は必見です。

タクシーの最低料金は?運賃体系や追加料金・主要都市の基準も解説

タクシーの最低料金を調べる方法

タクシーの乗車には、初乗り料金に加え、乗車距離による加算運賃や、早朝対応や迎車対応などの追加料金がかかります。
タクシーの運賃設定を知っておくと、利用の際に概算ができるので便利です。
加算運賃や追加運賃の仕組みを理解しましょう。

初乗り料金はタクシーに表示されている

初乗り料金は、タクシーを利用する地域で「運賃適用地域」ごとに決められています。
タクシーの窓に金額が明示されているので確認しましょう。
初乗り料金は、どれだけ短い距離の利用でも必ず支払わなくてはなりません。
タクシーの利用料金の最低ラインだと認識しておきましょう。

加算運賃は時間や距離で加算される

加算運賃は次の3つです。

● 距離制運賃
● 時間距離併用運賃
● 時間制運賃

初乗り料金対象の距離以上の走行に加え、時速10km以下の走行や待機時間、送迎場所での待機などが含まれます。
タクシーで目的地に向かう際にトイレに立ち寄る、手土産を買うためにお店の駐車場で待

機してもらう場合などにも費用が加算されます。
乗車前に目的地までの準備を済ませておくと安心です。

タクシーの料金設定は地域で違う

タクシーの料金設定は地域によってさまざまです。
この場合の「地域」は、都道府県ではなく市内部・市街部などと細かくわかれています。
例えば東京では次の3つの地域で区別されています。

● 東京23区・武蔵野市・三鷹市
● 多摩地区
● 島しょ地区

タクシーの基本料金を調べる際は、乗車する地域がどの地域に分類されているかを最初に調べましょう。

タクシーの追加料金が発生する4つの場合

緊急時や特別な日に利用する際、降車時に運賃を聞いて驚かないためにも、追加料金が発生する場合を理解しておきましょう。
支払いに余裕を持って乗車すると、タクシーの利用も楽しめます。

深夜・早朝

深夜と早朝の利用には追加料金が発生します。
時間帯は一般的に22時から5時です。
深夜や早朝の利用シチュエーションとしては、仕事や集まりで遅くなり、公共交通機関がが終了してしまった、などが想定されます。

支払いの際に慌てないためにも、現金の持ち合わせはあるか、カード決済が可能なタクシーかなどを確かめておきましょう。

迎車

迎車にも追加料金がかかります。
迎車とは、指定した場所までタクシーに迎えに来てもらうシステムです。
アプリの普及で、タクシー会社に電話をする必要がなくなり、簡単に迎車が可能になりました。

迎車は、急な通院や出張先などで確実にタクシーを捕まえたい時に便利です。
ただし、道でタクシーを拾うよりも費用がかかる点を認識しておきましょう。

予約・待機

タクシーの予約・待機に追加料金がかかります。
迎車では、原則タクシーが手配出来次第すぐにタクシーがピックアップに向かいます。

一方、予約では「◯日の◯時に迎えに来る」のように、時間指定ができるのです。
予約に料金が発生するかはタクシー会社によって違います。
気になる方は、予約時に追加料金の有無について確認をしましょう。

「待機」はタクシーに待ってもらう場合のことです。
例えば、親戚の家に向かう際に手土産を購入するため、デパートの駐車場でタクシーに待ってもらい、購入後にタクシーで目的地に向かう、といった状況が該当します。

待機してもらっている間、業務ができないことを考えれば、追加料金を支払う意味も納得できるでしょう。

冬季割増

冬季割増料金は、主に北海道や東北などの寒冷地帯で、12〜3月の冬の間に加算されます。
通常料金の2割増だと覚えておきましょう。
路面凍結や雪道の走行には、特別な安全配慮や運転技術が必要です。
その分料金も割増されます。

安全な走行が難しい道を、リスクを背負いながらタクシーで運んでもらう点を忘れないようにしましょう。
運転手さんに感謝の気持ちをこめて割増料金を払えると理想的です。

主要3大都市のタクシー最低料金はどれくらい?

主要3大都市である、東京・名古屋・大阪の最低料金はどれくらいの違いがあるのでしょうか。
市内部と市街部で料金設定が異なるので、今回はどの都市も市内の料金を調べました。

東京23区内は初乗り410円

東京23区内は初乗り(1,052km)410円、加算運賃は237mごとに80円です。
初乗り料金が安く、加算される距離も長いため、長距離の移動よりは、最寄り駅から自宅まで乗車する場合など、短距離の利用に便利な料金設定です。

2017年1月30日から実施された料金設定は、気軽にタクシーを利用できるようにとの狙いがありました。
公共交通機関が発達している東京では、わざわざタクシーを選ぶ甲斐のある料金設定となっています。

名古屋市内は初乗り料金450円

名古屋市内は初乗り(1,031km)450円、加算運賃は231mごとに80円です。
主要都市の市内としては高くない料金設定といえます。

名古屋市内ではWILLER、名鉄交通第三、あんしんネットなごやの3社が月5,000円で乗り放題サービスを展開しています。
千種エリアで展開しているこのサービスは、気軽にタクシーを利用するきっかけとして効果的です。

営業職など、仕事柄移動が多い方には特におすすめのサービスと言えます。

大阪市内は初乗り680円

大阪市内は初乗り(1,700m)680円、加算運賃は241mごとに80円です。
東京よりは割高な設定に見えますが、初乗り料金がカバーする距離が大阪のほうが長い点に注目しましょう。

大阪は鉄道も道も入り組んでいるので、目的地まで迷いそうだったり、歩くのが大変な状況の場合、タクシーを利用するのが得策です。

大阪独特のタクシー料金設定に「5,000円を超えたら5割引」があります。
文字通り、5,000円を超えた分の加算料金が半額になります。
例えば、料金が合計7,000円の場合は、5,000円超過分の2,000円が半額になり、トータル6,000円となるのです。

大阪に観光に行った際、観光の足としてタクシーを利用する場合に、知っておくと役立ちます。

まとめ

タクシーは、最低料金である初乗り料金に加えて、距離やサービスに応じて追加料金がかかります。
各項目ごとに確認すると、タクシーは顧客のニーズに合わせて走行する、特別なサービスだとわかります。

地域によって独自のサービスを展開している場合があるので、合わせて調べるとよいでしょう。

タクシーを気軽に利用できれば、行動範囲や行き先の選択肢が増えます。
上手なタクシーの利用方法を検討してはいかがでしょうか。

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