タクシーを利用するときのルールはある?基本的なルールを紹介
2023.01.26
タクシー利用のルールをきちんと理解している方は、意外に少ないのではないでしょうか。
タクシーを利用する機会がないと、ルールを学ぶ機会もありませんよね。
この記事では、あらかじめ知っておきたいタクシー利用のルールと、乗車から降車までの流れを解説します。
難しいルールはありませんので、安心してご覧ください。
目次
【基本】タクシーの呼び方は3種類
タクシーの基本的な呼び方には下記の3種類があります。
● 電話やアプリで呼ぶ
● 走行中のタクシーを止める
● タクシー乗り場から乗車する
それぞれの呼び方の特徴について、簡単に紹介します。
1.電話やアプリで呼ぶ |
タクシー会社に直接電話をしたり、アプリを利用したりしてタクシーを呼ぶ方法です。 指定した時間や指定した場所に来てもらえるのが特徴です。 タクシー会社によっては、迎車料金が加算されるため、事前に確認しておきましょう。 |
2.走行中のタクシーを止める |
走行中のタクシーに向かって手を上げて、停車してもらう方法です。 予約していなくても、タクシーに乗車できるメリットがあります。 ほかの乗客がいる場合があるため、必ず乗れるわけではない点に注意が必要です。 |
3.タクシー乗り場から乗車する |
駅などのタクシー乗り場から乗車する方法です。 列に並ぶと必ず乗車できるため、タクシーを探す必要がありません。 天候が悪いときなどは、利用者が増えるため、待ち時間が長くなる可能性があります。 |
利用状況に応じて、タクシーを呼びましょう。
走行中のタクシーを止めるときのルール
タクシーには、車両の前後に状況を確認できる表示板がついています。
表示状況によっては、手を上げてもタクシーは停車してくれません。
基本的な5つの表示の意味は下記の通りです。
● 空車:誰でも乗車できる
● 割増:乗車できるが、深夜早朝料金がかかる
● 賃走:ほかの乗客がいるため乗車できない
● 支払:ほかの乗客が運賃支払中のため乗車できない
● 回送:車庫に帰る途中などの事情があり乗車できない
乗客を迎えに行く「迎車」や、特定の乗客しか利用できない「貸切」など、表示にはさまざまな種類がありますが、基本的な上記5つの表示は覚えておきましょう。
視界が悪く表示板が見えないときや、表示の意味を思い出せないときは、とりあえず手を上げましょう。乗車ができる場合は、停車してくれるでしょう。
タクシー乗車から降車までのルールを解説
次に、タクシー乗車から降車までのルールを解説します。
基本的な流れは下記の通りです。
1. タクシーに乗車
2. 目的地を伝える
3. シートベルトを締める
4. 目的地に到着したら運賃を支払う
各時点での注意点を確認して、スムーズにタクシーを利用できるようになりましょう。
タクシーに乗車
タクシーに乗車しようとすると、ドライバーがドアを自動で開けてくれます。
大きなスーツケースなどの車内に持ち込めない荷物がある場合は、トランクを開けてもらいましょう。
目的地を伝える
「〇〇市▲▲丁目」のように具体的な住所を伝えるだけでなく、近隣に目印になる建物があれば一緒に伝えましょう。
目的地の認識が一致するので、トラブルを避けられます。
タクシーには基本的にカーナビがついているため、運転手が目的地を知らない場合であっても、問題なく目的地にたどり着けるでしょう。
シートベルトを締める
席に座ったら、必ずシートベルトを締めましょう。
タクシーに乗車する場合も、乗用車と同様にシートベルトの着用が義務付けられています。
目的地に到着したら運賃を支払う
運転席付近に、料金表示のメーターがあります。
目的地に着いたら、運賃を支払いましょう。運賃支払時のルールについては、次の項目で解説します。
タクシー運賃支払時のルールは?クレジットカードや電子決済の利用を確認
タクシー会社によって「現金とクレジットカードのみ」のように支払方法に指定があるため、事前に支払方法を確認しておきましょう。
タクシー運賃の主な支払方法には、下記の3種類があります。
● 現金
● クレジットカード
● 電子決済
特に、現金10,000円で支払う場合には注意が必要です。
車内に多くの大金を置かないドライバーもいるため、お釣りが用意できない場合があります。
先に伝えておくと金銭トラブルを未然に防げます。
支払いが終われば、必ずレシートをもらいましょう。
レシートには、タクシーの車両番号や、タクシー会社の電話番号が記載されています。
万が一忘れ物をしても、連絡ができるので安心です。
タクシー乗り場から乗車する場合も、先に支払方法を確認して、支払方法が合わない場合は後ろの方に譲り、違うタクシー会社を利用しましょう。
タクシー運賃の計算ルールとは?移動距離や乗車時間で決定
基本的にタクシー運賃は移動距離と乗車時間で決定されます。
タクシー運賃には、乗車すると必ずかかる初乗り運賃があり、初乗り運賃に走行距離や時間によって計算された運賃を加算して最終的な運賃が決定されます。
東京都多摩地区の運賃を紹介しますので、参考にしてください。
初乗り運賃1,2km |
500円 |
加算運賃 |
257m 100円 |
早朝や深夜の場合には、早朝深夜料金が追加されます。
一般的に、22時から翌朝の5時までが2割増です。
【これで安心】タクシー乗車で気をつけたい6種類のルール
タクシー乗車で気をつけたい6種類のルールを紹介します。
1. タクシー乗り場では先頭車両から乗る
2. 先に待っている方の手前でタクシーを止めない
3. ほかの乗客に配慮して、匂いが強い飲食は控える
4. ぬれた荷物を座席に置かない
5. 危険な場所でタクシーを止めない(交通量の多い交差点や横断歩道の近くなど)
6. 運転手を急かさない
特に急いでいる場合は、運転手を急かしてしまいそうになりますが、落ち着いて具体的な到着希望時間を伝えましょう。
運転のプロであるドライバーは、最短ルートで目的地まで走行してくれます。
急いでいるときも、感謝の気持ちを伝えるのを忘れないようにしましょう。
まとめ
タクシー乗車から降車までの流れや、タクシーの基本的なルールについて解説しました。
初めてタクシーに乗車する方も、久しぶりに乗車する方も安心できましたか。
ほかにわからない点があれば、ドライバーに教えてもらいましょう。
ドライバーや、ほかの乗客に配慮して、全員が快適に利用できるようにルールを守りましょう。