「タクシー料金の仕組み」を徹底解説!初めて乗る人も安心
2023.04.25
日常的に使う方が多いタクシーですが、料金についてご存じない方も多いのではないでしょうか。
またこれから初めてタクシーを利用する方にとっては、どれくらいの価格となるか気になる人もいらっしゃるでしょう。
本記事ではタクシー料金の仕組みについて解説します。
目次
タクシー料金の基本的な仕組みとは?
タクシーの料金は「初乗り運賃」と「加算運賃」を合算した金額になります。初乗り運賃はいわゆる基本料金。
距離に関係なく、乗車した時点で発生する料金です。
初乗り運賃は各タクシー会社によって異なります。
さらに地域によって異なります。
一見東京都内などは人件費が高いことから初乗り運賃も高いと思われがちですが、多くのタクシー会社が存在し、競争力が激しいことから、決して高い金額に設定していない会社が多いです。
加算運賃とは移動距離と時間に対して加算される運賃を指します。
移動距離が長いほど、加算され、なおかつ途中のトイレ休憩などの時間も料金に加算されます。
タクシー料金は2つの料金システムから成り立っていることを理解しておきましょう。
料金の種類と計算方法
タクシー料金にはさまざまな追加費用が発生します。
ここでは計算方法を含め、紹介します。
初乗り運賃
初乗り運賃はタクシー会社によって異なりますが、地域によっておおよそ以下の価格が相場とされているケースが多いです。
東京都 |
420円 |
神奈川県 |
500円 |
大阪府 |
680円 |
愛知県 |
450円 |
福岡県 |
750円 |
北海道 |
670円 |
沖縄県 |
560円 |
もちろん上記の価格は目安であるため、増減することは多々あります。
しかし東京都と愛知県の初乗り運賃は400円代なのに対し、大阪府や福岡県は700円近い価格となっており、地域性があることがお分かりになるでしょう。
距離・時間料金
タクシー会社によるものの、233mを走るたびに80円ずつ初乗り運賃に加算されていきます。(距離制運賃)
さらに時速10㎞以下で85秒走行すると80円ずつ加算されます。(時間距離併用運賃)
すなわち渋滞などで全く進まない状態が、タクシー料金が高くなる要因となります。
さらにタクシー到着から目的地到着までの時間が長い場合、時間性運賃が加算されます。
深夜割増料金
22時から5時までにタクシーを利用した場合、料金が2割増しとなる深夜割増料金が加算されます。
深夜帯は飲み会帰りの方の利用者が多い一方、深夜料金がプラスされるため注意しましょう。
タクシー会社の社員によっては週末の深夜だけを狙って仕事される方もいらっしゃいます。
それだけタクシー会社からすれば稼ぎ時となるため、事前に深夜割増料金があることを理解しておきましょう。
待機料金
タクシーが呼ばれた場所に到着したものの、5分以上待たされた場合、待機料金が発生します。
待機料金と言ってもメーターが回り始めるだけとなります。
そのため初乗り運賃に加算されてから発車します。
一般的に1分半ごとに料金が加算されておくため、待たせるほど料金が高くなるため注意してください。
予約料金(迎車料金)
タクシーに指定した場所と時間を伝え、迎えに来てもらう際に発生する費用です。
電話でタクシー会社に伝えれば、予約することができます。
タクシー会社によって異なりますが、数百円程度の費用が加算されます。
高速道路や駐車場代などの追加料金
高速道路を利用する場合、距離のみで運賃が加算されます。
一般道を利用すると、距離と時間で運賃が加算されますが、渋滞などが発生すると運賃も高額となります。
やむを得ない理由がある場合、高速道路を利用した方が安くなるケースも多いです。
ただし、長距離(50km以上)を走行した場合、高速道路料金が請求されるケースもあります。
もちろんタクシー会社によって異なるため、乗車時に確認しておきましょう。
またタクシーの駐車場代はケースバイケースです。一般的に有料の駐車場に止めることはありません。
しかし観光スポットで待機してもらう場合の駐車場代など、乗客の都合次第では支払うことになります。
タクシー料金を節約する方法
最後にタクシー料金を節約する方法を8つ紹介します。
相乗りをする
1人で乗車するのではなく、知人などと複数人で相乗りし、割り勘にすれば1人当たりのタクシー料金を安くすることができます。
迎車料金をかけない
タクシーを予約してしまうと迎車料金(予約料金)が発生します。
可能であれば、走っている空車のタクシーを利用しましょう。
目的地の近くで降りる
目的地まで近くなってきたら、料金メーターが上がる前に降りることも選択肢の一つです。多少歩けるという方であれば、節約方法としておすすめです。
タクシーチケットを利用する
タクシーチケットとは、一定金額までチケットで支払うことができるチケットです。
近年では利用者が少なくなりましたが、「タクシー会社」や「クレジットカード会社」、「タクシー協会」で購入することができます。
回数券を利用する
回数券は5%割引が適用できるチケットです。500円の回数券から1万円の回数券まで幅広くあります。
タクシー会社や各都道府県の指定販売所で購入することができます。
割引運賃を利用する
障害者の方や高齢者の方は割引運賃を利用することができます。
タクシー会社によって異なるものの、おおよそ1割程度割引になります。
複数箇所まわるなら貸し切りがお得
観光地などをタクシーで回る場合は貸し切りの方が安くなります。
もちろん都内を回る際でも利用できるため、タクシー会社に料金を確認してから利用しましょう。
空港へは空港送迎タクシーを利用する
空港までの定額タクシーがある会社も存在します。空港にタクシーで向かう際は、通常のタクシーより安くなります。
まとめ:料金の仕組みを理解して賢くタクシーを利用しましょう
タクシーの料金は初乗り運賃と加算運賃から成り立ちます。
加えてさまざまなオプションを加えると、料金にも加算されていく仕組みです。
タクシーは非常に便利ですが、料金システムを理解していないと高い金額になるため注意してください。
タクシーを利用する際は、本記事で紹介した8つの節約方法を活用してみましょう。