貸切タクシーにはどんなメリットがある?1日貸切ったらどのくらいの料金になる?わかりやすく解説!
2023.06.27
一般的なタクシー料金は、利用者が乗り込んでからしばらくのあいだ適用される初乗り料金と、初乗り料金以上の加算運賃が合算されて決定します。
しかし、これ以外のタクシーの利用法があります。それが貸切です。
1〜2時間、半日、1日というように運転手ごとタクシーを借りることができます。
本記事では貸切タクシーのメリットや種類・料金目安、観光地での貸切利用などについて解説します。
目次
貸切タクシーのメリット
一般的なタクシー利用と比べ、貸切タクシーにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは3つのメリットについて紹介します。
タクシーで複数の個所を訪問できる
複数の場所を訪問するときは、一般的なタクシー利用よりも貸切タクシーの利用の方が便利です。
通常の利用であれば、訪問先に到着して用件を済ませる都度、タクシーを呼ばなければなりません。
タクシーがすぐ近くを通っていればつかまえやすいですが、車どおりが少ない場所であれば、そのたびに、電話や配車アプリで呼び出さなければなりません。
タクシーを長時間借り切ってしまえば、待ち時間なくタクシーに乗れるため、自家用車のように自由に移動でき、時間短縮につながります。
予算を見積もりやすい
貸切のように時間単位でタクシーを利用すると、走行距離に関わらず利用時間で料金を支払います。
目的地が遠くても近くても、払う料金が決まっているため、事前に予算を立てやすくなります。
大人数での利用に適している
タクシーの中には一般的なセダンタクシー以外にも、大型車両を使ったジャンボタクシーがあります。
このタイプを利用すると、一度に5〜9人で移動できます。
利用人数が多くなると、それだけ一人当たりの負担額が小さくなるため、コストを抑えることができます。
交通機関が不便な場所でも自由に動ける
首都圏や関西圏、中京圏などの大都市に住んでいると地下鉄などの公共交通機関が発達しています。
自家用車を持っていなくても、生活に支障が出にくいエリアです。
しかし、電車やバスが不便な地域では自動車が最も優れた移動手段となります。
貸切タクシーを利用すると、公共交通が不便な地域でも距離を気にせず、自由に移動することができます。
手配できるタクシーの種類
貸切タクシーには大きく分けて2つの種類があります。
セダンタイプ
セダンタイプは最もオーソドックスなタクシーです。
運転手一人、後部座席に二人、助手席に一人の合計4人で利用します。
少人数で利用するのであれば、セダンタイプで全く問題ありません。
ジャンボタクシー
大人数で移動するときはジャンボタクシーがおすすめです。
ジャンボタクシーにはミニバンタイプとハイエースタイプのタクシーがあります。
ミニバンタイプの代表はアルファードやエルグランドといった大型自家用車として使用される車種です。
最大6人まで乗車でき、荷物も多く積み込めます。
これよりも大人数、あるいは、荷物が多いときにおすすめなのがハイエースタイプです。
外観は業務用の自動車といった感じですが、車内が広々として快適です。
貸切タクシー料金の目安
タクシー運賃は地域ごとで決まっていますが、貸切タクシーの料金も同じように地域ごとで決まっています。
東京都を例にとると、最初の1時間に適用される初乗り運賃の上限は5,360円です。これに、30分ごとに2,450円が加算されます。
仮に1日分として8時間貸切で利用すると、初乗り料金1時間分5,360円に加算料金7時間分34,300円が加わり、合計で39,660円となります。
セダンタイプではなくジャンボタクシーを利用すると、その分の利用料金が加算されることがあります。
観光地巡りなら1日貸切が便利
1日貸切でタクシーを利用するのに最も適しているのが観光地巡りです。
観光地の多くは首都圏ほど交通アクセスが良くないため、移動に時間がかかります。
そんなときに便利なのが貸切タクシーです。
観光地のタクシードライバーは、利用者の要望で様々な場所を案内しています。
誰もが知る有名観光地から、地元の人から評価の高い飲食店まで、色々な情報をもっていますので、見知らぬ観光地での心強いガイドとなってくれます。
時間貸しですので、距離を稼がれるようなこともありませんので安心です。
また、天候や道路状況に応じて最適なルートを選択してくれるので、時間ロスなく観光地を回れます。
まとめ
今回はタクシーを貸切ることのメリットや貸切料金の目安、観光地での1日貸切のメリットなどについて解説してきました。
普段の利用方法と異なり、距離を気にせず利用できるためさまざまな用途で使うことが可能です。観光地や複数個所を訪れる用件があるときなどに、貸切タクシーを利用してみてはいかがでしょうか。