タクシーの種類には何がある?車種と用途別タクシーの種類を一挙紹介!
2023.07.12
駅やホテルのロータリーでよく見かけるタクシー。
では皆さんは、一般的なタクシーの他にも様々な種類のタクシーが存在することをご存じでしょうか?
そこで今回は、タクシーの基本情報から定番車種、さらには様々な用途に特化したタクシーまでを紹介していきます。
目次
タクシーの定義を知ってる?タクシーの基本情報を整理!
タクシーは、道路運送法(第3条及び第4条)に基づく免許事業であり、乗車定員10名以下の自動車を貸切って旅客を運送する一般乗用旅客自動車運送事業です。
また、タクシーは大きく分けると、企業が運営する法人タクシーと個人が運営する個人タクシーに分類されており、さらにその中に様々な種類が存在します。
そこで次項以降では、タクシーの車種や用途に応じた特化型タクシーを詳しく紹介していきます。
タクシーの定番車種には何がある?
街中をよく見ると、様々な種類のタクシーが公道を走っていることに気づくかもしれません。
では、現在のタクシーはどのような車種が使用されているのでしょうか?
そこで本項では、一般的なタクシーに使用される定番車種を3つ紹介します。
ジャパンタクシー(トヨタ自動車)〜世界初のLPGハイブリット車!
タクシーに使用される定番車種の1つ目は、トヨタ自動車のジャパンタクシーです。
ジャパンタクシーは、2017年に販売終了となったクラウンコンフォートの後継車として発売された世界初のLPGハイブリット車です。
またジャパンタクシーは、4人乗りかつ複数のゴルフバッグやスーツケースを乗せることができるクラウンコンフォートのような標準的なスペックを持っています。
セドリック(日産自動車)〜50年以上の歴史がある⁉
タクシーに使用される定番車種の2つ目は、日産自動車のセドリックです。
セドリックの歴史は長く、1960年代から2014年の生産終了まで50年以上もタクシーとして使用された車種になります。
そのため、現在でもタクシーや営業車として活躍しているケースもあり、根強いファンの中にはセドリックを選んで乗車する方もいるようです。
アルファード(トヨタ自動車)〜高級感と乗り心地が魅力!
タクシーに使用される定番車種の3つ目は、トヨタ自動車のアルファードです。
アルファードは、高級感のある内装や静かで快適な乗り心地からハイヤーとして多く使われています。
また、6人乗りで4つのスーツケースや5つのゴルフバックを乗せることができるので、空港送迎やゴルフ送迎などでも活躍しています。
用途に応じて使い分ける⁉タクシーの種類を一挙紹介!
前項では、タクシーに使われる定番車種を紹介しました。
また、タクシーには普段よく目にするタクシーの他にも、様々な需要に特化したタクシーが存在します。
そこで本項では、一般タクシーや様々な特化型タクシーを紹介します。
一般タクシー
一般タクシーは、街で最も見かけることが多い種類のタクシーです。
車両は小型や中型の物が多く、駅のロータリーやホテルのタクシー乗り場に付け待ちしたり、依頼を受けて所定の場所に向ったりして運営しています。
また、一般タクシーはお客様の送迎を主な目的としているため、介護の必要な方や妊婦の方は、次項で紹介する特化型タクシーを利用すると、より快適に乗車できると期待されます。
ハイヤー
ハイヤーとは、一般タクシーよりも高級なサービスを提供するタクシーです。
そのため、ハイヤーは高級車が使われており、配車要請を受けて営業所から依頼場所に向う運営スタイルをとっています。
またハイヤーのドライバーは、運転技術はもちろんのこと、接客能力や簡単な英会話を求められるケースもあり、一般タクシーの乗務員からのステップアップとされているケースも多いようです。
介護タクシー
介護タクシーは、要介護状態の方や体の不自由な方を乗せるために特化したタクシーです。
そのため、大型ワンボックスカーなどで、お客様が車椅子やストレッチャーに乗った状態でも乗車することができます。
また、介護タクシーのドライバーは介護福祉関連の資格を持っており、出発時の準備・移動・乗降から病院での会計や薬の受け取りに至るまで様々な介助を行うことができます。
マタニティタクシー
マタニティタクシーは、陣痛タクシーや妊婦タクシーとも呼ばれる、陣痛時に妊婦の方を病院へ送迎するタクシーです。
またマタニティタクシーは、事前に妊婦の方の住所・出産予定日・出産予定病院を登録しているため、乗車後に行き先を告げる必要がありません。
さらに、車内に防水処理が施されていたり、陣痛時の送迎に関する知識を持ったドライバーが運転したりと、妊婦の方が安心して病院に行くことができる体制を整えていることも特徴です。
子育てタクシー
子育てタクシーは、(社)全国子育てタクシー協会が主催する子育てタクシー養成講座を修了した専門ドライバーが乗務するタクシーです。
また、乳幼児を連れた外出のサポートや保育園・学童保育所・塾などの送迎にも利用できる子育て世代には助かるサービスを展開しています。
さらに、前項で述べたマタニティータクシーから継続して利用できるケースもあるので、タクシー運営会社に確認してみると良いでしょう。
まとめ
今回は、タクシーの基本情報から用途別のタクシーまでを紹介しました。
一般的に知られているタクシーから状況に応じたタクシーの種類を知る事ができましたね。
今後、本記事を参考にして状況に応じてよりよくタクシーを利用いただければ幸いです。