チャイルドシートなしでもタクシーに乗れる？起こりうるリスクと乗車時のポイント | 横浜市の戸塚区・泉区・栄区を中心に営業のケイサンタクシー

「チャイルドシートなくてもそのまま乗って大丈夫？」
「もし乗れる場合は確認すべき注意点を教えてほしい！」
そう悩んでいる方も多いでしょう。

そこで今回はチャイルドシートなしでのタクシー乗車可否と、乗車できた際の注意点について解説します。
お子さんがいらっしゃる方は本記事をぜひ参考にしてください。

タクシーではチャイルドシートの着用が義務でない

タクシーに乗車する際はチャイルドシートの着用が義務ではありません。
本来6歳未満の子供と一緒に車へ乗る場合、チャイルドシートの着用が義務付けられています。
自家用車を所有している方はかならず設置しているはず。
しかし、道路交通法施行令におけるチャイルドシートの装着ルールには免責事項があり、タクシーはこの免責事項が適用されるのです。

具体的には「バスやタクシーなどの旅客である幼児を乗車させるとき」と明確に定められています。
なぜならバスやタクシーのキャパシティが影響しているからです。
チャイルドシートには乳幼児用・幼児用・学童用の3種類があり、乗客に備えてすべてのシートを用意できるスペースはありません。
そのため、バスやタクシーには一般的にチャイルドシートが設置しておらず、着用義務が免除されるのです。

チャイルドシートなしで起こりうるリスク

チャイルドシート非着用の致死率は着用者に比べて約4.6倍と言われています。
（警視庁による調査　平成30年～令和4年合計）
「チャイルドシートをつけていれば確実に大丈夫！」とはいかないものの、正しい装着方法で座らせれば子供の命は守れます。
だからこそ6歳未満の子供にはチャイルドシートの着用を義務付けているのです。

チャイルドシートなしでタクシーに乗車する際のポイント

ここからはチャイルドシートなしのタクシーに乗車する際のポイントを解説します。
未着用であれば危険は伴うものの、どうしてもタクシーに乗らなければいけないシーンも出てくるはず。
その場合は後述する内容を念頭に置き乗車していきましょう。

大人だけがシートベルトを着用する

タクシーでより安全に乗りたい気持ちから、子供もシートベルトを着用するシーンが見受けられます。
しかし、親が子供を抱っこしたまま、一緒にベルトをしめるのは危険が伴います。
なぜなら事故が起きた際、シートベルトによる強い締め付けは子供に大きな負担がかかるからです。
子供の首や内臓が強く圧迫されるのも事実。

まずは大人が先にシートベルトを着用し、その状態から抱っこひもやスリングを活用するのがベストです。
子供と一緒にシートベルトをしめるよりも子供の身は守られます。

まめに休憩を入れてもらう

乗車時間が長い場合、まめな休憩を入れてもらうのもおすすめです。
不慣れな環境で乗り続けていると子供に負担がかかります。
そしてなによりも、長時間抱っこしている親が疲れてしまうもの。

気分が悪くなったり、体が痛くなったりする前に休憩を取りましょう。
事前にタクシー乗務員へ伝えておけば、途中でコンビニやパーキングエリアにとめてくれます。

タクシーでチャイルドシートを着用して乗る方法

それでは最後にタクシーでチャイルドシートを着用して乗る方法について解説します。
チャイルドシートなしで乗るのがどうしても気になる場合、これから紹介する方法も検討してみましょう。

チャイルドシートを持ち込む

現在はほとんどのタクシーでチャイルドシートの持ち込みが可能です。
チャイルドシートを持ち込めば、事故のリスクが軽減されるだけでなく、親としても安心でしょう。
とはいえ自家用車に備え付けのチャイルドシートをタクシーに持ち込むのは困難。
パパであれば問題ないかもしれませんが、ママにとっては一苦労です。

そこで活躍するのは簡易チャイルドシートです。
軽くて折りたためるため、子供と一緒に持ち運んでいる方もいるのが現状。
1分で取り付け可能なチャイルドシートもあり、チェックしてみる価値はあります。

タクシー会社に用意してもらう

タクシー会社へ事前に言っておけば、チャイルドシートを用意してくれます。
簡易チャイルドシートでは不安に感じる人でも安心です。
事前に連絡しておくと、チャイルドシートが設置された状態で迎えに来てくれます。

それでも気になる部分がある方は子育てタクシーの利用もおすすめです。
子供に配慮した運転であるのはもちろん、緊急時における病院への送迎や荷物の持ち運びも対応してくれます。

まとめ

タクシーに乗る際はチャイルドシートを着用する義務はありません。
とはいえ子供の命を考えると、未着用では心配な方も多いでしょう。
その場合は簡易チャイルドシートを持ち込んだり、あらかじめ備え付けのタクシーを手配したりするのがおすすめです。
特に小さいお子様がいる方はストレスなく安全に乗車できます。