タクシーチケットの使い方~購入方法から注意点まで紹介~
2021.12.17
目次
タクシーチケットとは
タクシーチケットとは、「後払いでタクシーを利用できる券」です。
必要事項を記入して乗務員に渡せば、後日料金が請求される仕組みになっています。
タクシーの利用場面や乗る頻度によっては、非常に便利なアイテムです。
タクシー会社やクレジットカード会社に申請すると発行できます。
どういうシーンで使うのか
利便性に優れているタクシーチケットは、色んな場面で使われています。
主に利用されるシーンは以下の3通りです。
ビジネスシーンにおける接待
仕事で接待した取引先やお客様が帰る際に、お車代としてチケットを渡します。
タクシー代は正確な金額が事前に分からないため、現金では用意しにくいかもしれません。
チケットだと、料金不足で相手を困らせる事がないので安心です。
冠婚葬祭のおもてなし
駅や空港から会場までが離れていて、ゲストに負担をかけてしまいそうな時にも。
出席してくれるゲストに、新郎新婦が郵送でチケットを送るケースが多いです。
式場から二次会会場への移動の場合だと、当日渡す事もあります。
プライベートでの移動
チケットを個人で契約できる発行元会社も多数あります。
私用でタクシーに乗る頻度が多い人にとっては、支払いの手間が省けて便利です。
タクシーチケットのメリット・デメリット
メリット
会計をスムーズに行える
財布から現金を出し入れするのが煩わしいと感じる人も少なくないでしょう。
一方カード払いは便利ですが、機械トラブルで支払いできないリスクも稀にあります。
チケットがあれば、安心してスムーズにタクシーを利用できます。
手持ちのお金を気にせずに利用できる
「タクシーに乗りたいけど手持ちのお金で足りるか心配…」
目的地に着くまで金額が分からないからこそ、こういう不安はありますよね。
その点、チケットは後払いなので、所持金が足りなくても安心して乗れます。
乗車費用を効率的に処理できる
法人の場合、旅費交通費や接待交際費の処理を簡単に行う事ができます。
タクシーを利用する度に領収書をもらって処理する手間が省けるからです。
一括して請求されるため管理がしやすく、業務の効率化を図れます。
デメリット
発行手数料がかかる事もある
チケットの発行手続きをする際に手数料がかかる事もあります。
料金は会社によって違うので、詳細は各会社のホームページや電話で確認しましょう。
手続きに審査が必要
チケットを発行するには、審査を要する会社が多いです。
申請すれば簡単にすぐ手に入る物ではありません。
早くても1週間以上かかる事を念頭に置いておきましょう。
不正利用される恐れがある
会員以外の人でも利用できるチケットですが、便利な反面、危険性もあります。
うっかり落としたり、盗まれてしまったりしたら知らない人に使われる可能性があるのです。
万が一紛失したら、直ちに会社に連絡しましょう。
タクシーチケットの使い方
タクシーチケットを利用する流れは以下の通りです。
1.タクシーチケットを準備する
チケットを持参する際は、盗難や紛失に注意する必要があります。
また有効期限内であるかどうかもチェックしておきましょう。
2.チケット対応可のタクシーに乗車する
チケットは全てのタクシーで利用できるわけではありません。
タクシー会社で購入したチケットは、その会社か系列会社のタクシーのみで使用可能です。
クレジットカード会社のチケットの場合は、利用できるタクシー会社が多いです。
乗車する前に、チケットに対応しているタクシーかどうか乗務員に確認しましょう。
3.目的地に着いたら、必要事項を記入し乗務員に渡す
チケットを乗務員に渡す前に必要事項をきちんと記入しなければなりません。
ボールペンは乗務員から借りられますが、念の為に所持しておく事をおすすめします。
「必要事項の書き方」で詳しい記入方法を解説しています。
4.料金が請求される
乗車代はまとめて、口座振替やクレジットカード引落で支払いとなります。
タクシーチケットの購入方法
チケットの購入は、タクシー会社かクレジットカード会社のどちらかで行います。
ちなみにクレジットカード会社だと、使う度にポイントが貯まるメリットがあります。
申請する前に、必ず発行している会社のホームページの注意事項に目を通しましょう。
会社によっては発行の前に審査があります。
申込はインターネットや電話で行うのが一般的です。
申請から手元に届くまで数週間かかるので、早めに準備しておきましょう。
必要事項の書き方
タクシーチケットを乗務員に渡す前に、必要事項を記入するのが鉄則です。
記入欄に利用日、乗車区間、料金、名前などを書きます。
記入する項目は会社によってさまざまです。
また、記入の際には以下の点に注意しましょう。
- 必ずボールペンを使用する。(消せるボールペンは不可)
- 誰でも読めるような字で書く。
- 複写式の物は、必ずセットになったまま記入する。
- 書き間違えたら新しい物に書き直しになるので注意する。
(念のため予備を用意しておくと良いでしょう)
タクシーチケットの利用上の注意点
紛失しないよう、貴重品として扱う
紛失したら、直ちに発行元の会社に連絡するのが基本です。
しかし、クレジットカードと違って利用を止めてもらう事はできません。
誰かに悪用されても、自己責任として負担しなければならないので注意しましょう。
タクシーチケットをもらった場合、プライベートに使わない
接待やおもてなしとして、人からチケットもらう事があります。
必ず正規の目的やルートで利用するようにしましょう。
寄り道や別の用途で使ってしまうと、その情報が相手に伝わってしまいます。
まとめ
タクシーチケットは現金なしで支払いができるというメリットを持っています。
その一方で、紛失してしまうと見知らぬ人が使ってしまうなどの危険も含んでいます。
タクシーチケットを使う際には、取り扱いに十分注意しましょう。